みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

「ベストフレンズウエディング」結婚しようか迷っている人におすすめの洋画です

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

ジュリア=ロバーツと言えば「プリティーウーマン」という人が多いでしょうが、私はこの「ベストフレンズウエディング」です。ジャンル的にはロマンティックコメディーの枠に入るのでしょうか。料理評論家のジュリアン(ジュリア=ロバーツ)は、元彼で今は親友のマイケル(ダーモット=マルロニー)が結婚するという報告を聞いて心穏やかでありません。彼氏としてはもう終わってるくせに、他の女に取られるとなると慌てまくる女心がせつなくて、ついついこのわがまま女であるジュリアンを応援したくなります。

 

まだマイケルを恋人として愛していたことに気付いたのか、それとも自分だけのボーイフレンドだと思っていたマイケルが、突然現れた見知らぬ女に取られるのが悔しいのか、それともその両方なのか・・・。なにはともあれ、この知らせを受けて、いてもたってもいられなくなったジュリアンは、マイケルの元に馳せ参じます。久しぶりに抱き合うマイケル、本当は大好きなマイケル、もし時が経って二人とも独身だったら結婚しようと約束して別れた愛しいマイケルとの抱擁の喜びもつかの間、彼の後ろには、まだ女子大生の若くて可愛いフィアンセ、キンバリー(キャメロン=ディアス)が、満面の笑顔で立っているのでした。この若くて、しかも性格もいい大富豪のお嬢様キンバリーは、マイケルからジュリアンのことは十分聞いていて、すっかりジュリアンのファンになっていたから始末が悪いのです。

 

ジュリアンは、客観的には完全に性悪女です。この素直で可愛くて、お金持ちで若くて、スピード狂で究極の音痴というアンバランスな魅力満載のフィアンセ相手に、結婚を解消させマイケルを取り戻す為に、ありとあらゆる手を使うジュリアン。そんなジュリアンの策略の数々をよそに、ジュリアンがしかけたトラップを次々と克服し、ジュリアンの目の前で、ますます愛情を深めていくマイケルとキンバリー。ところが「あること」がきっかけで、とうとうマイケルはキンバリーとの結婚を解消する決意をします。

 

もちろんジュリアンがしかけた罠を信じてしまってのことです。予想以上に落ち込んでしまったマイケルを目の当たりにして、彼の気持ちが、自分にはもう完全にないことに初めて気づくジュリアン。マイケルにとってジュリアンは、紛れもない「親友」になってしまっていたのです。この1週間、どれだけ自分が醜いことをしてきたか初めて後悔して、今度はマイケルとキンバリーの誤解を解き、二人を無事に結婚させる為に奮闘します。 こんなドタバタなジュリアンの1週間作戦のバッグに流れるのが、ディオンヌ=ワーウィックの「小さな願い」他、ジャッキー=デシャノンの「世界は愛を求めている」などの名曲たちで、特にキンバリーの結婚式の為に集まった家族が、昼食の場面で大合唱する「小さな願い」は圧巻です。

 

そして私が特に好きな人物として、ジュリアンの友達でゲイのジョージ(ルパート=エヴェレット)を忘れてはなりません。ジュリアンの躍起になる女心を、やさしく見守る紳士でありながら、おネエモード全開で「こんな友達がいたら人生楽しいだろなぁ」と思わせてくれる逸材です。ようやく辿り着いた結婚式でのジュリアンの「敗北宣言」ともなるお祝いのスピーチの場面では、こちらも思わず涙してしまいます。 一人の男をめぐる「女の闘い」でありながら、さわやかな気分にさせてくれる映画です。

その洋画がオススメだと思う方は誰?

元彼が忘れられない方、自分が嫌な性格だなと思っている方、結婚しようか迷っている相手がいる方、気になる相手がいる方など。なにより自分が後悔しない為に観てほしいと思います。観終わったら、ちょっとせつないけどさわやかな気分になれると思います。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

良い出会いがあったのに、それを見過ごしている事って案外あるかもしれません。 「いい人だったのになんで別れちゃったんだろう?」って疑問に思ったら、その相手を逃す手はないと思います。「運命の出会い」なんて、そうそう何回もあるものではありません。 結婚に際しての障害がいろいろあったのかもしれないけれど、もう一度「その彼とのこと」を再検討してみてはどうでしょう?ジュリアンのように後から悔んでも、その時はもう、彼は手の届かない遠~い存在になってしまっているかもしれません。この映画を観て、今までつきあった人のことを思い出してみて下さい。そして「これは」という人がいたら、久しぶりに連絡してみてはいかがでしょう?それがどういう結果になろうとも、やらずに後悔するよりも、やって後悔する方がよっぽどいいと思います。出会いは大切です。特に出会いの少ない今の時代には、その1つ1つが「奇跡」なのかもしれません。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

40代 女性 福岡県在住 職業…経理事務 趣味…釣り、料理、映画鑑賞

洋画を見るきっかけとなったもの「アメリカン・パイ」

あなたが良いと思った洋画を教えてください

アメリカン・パイ(後続シリーズも含む)

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

これを見るまで、洋画というものをほとんど見ませんでした。 見たとしても、テレビのロードショーで放送している有名な作品程度で、自分からレンタルなどをして見ようと思うこともありませんでした。 ですが、その当時付き合っていた男性の家でオススメだと言われ見せられたのがきっかけで、アメリカン・パイシリーズが大好きになったのです。 まず、それまで見ていた邦画はなんとなく陰気な感じでしたが、この作品からははつらつとした陽気さが感じ取れました。 それは外国人と日本人の髪や目の色のせいかと思ったのですが、違いました。 アメリカのオープンな人間関係が描写され、日本ではちょっと考えられないようなこと(プロムやホームパーティー)がとても楽しいことに思えたのです。それは作品を見ていく過程で覆るのですが。

 

映画の中とはいえ、初めて触れるカルチャーに心ときめいて、作品に引き込まれていきました。 まず見始めて思ったことが「ああ、やっぱり男子高校生って馬鹿だなぁ」ということ。 女の子のことや、エッチなことで盛り上がるのは彼らのさがと言えるでしょう。 実際に自分が高校生のときは、そういう男子が嫌で仕方ありませんでしたが、その時期を過ぎれば見方も変わるものですね。 「こういうのが青春だよな」そう思いながら映画を見ていました。 プロムまでに彼女を作って彼女と……というストーリーの目的上、エロが全面に出てくるのですがそこはやはりコメディ。 いやらしさを笑いに変換するのが流石だと思いました。 そして、そのエロも男子高校生が思っているようにうまくいかないのが現実です。 ジレンマがあったり、うまくいって喜んだり。そういった辺りの心情がうまく描かれているなぁと思いました。 また、エロ方面に突っ走る男子高校生がいるということは、相手になる女の子も存在するわけです。 やはり彼女たちも高校生時代の私と同じく、エロい話で盛り上がる彼らを白い目で見たりします。 たとえ付き合っていてもそう見られるのは嫌ですもの、仕方ないですよね。 そんな気持ちのすれ違いが、コメディなのにしっかり描かれているなというのが見終わってからの感想です。

 

何より一番良いと感じたのは、主人公の父親のキャラクターです。 アメリカのお父さんのことはわかりませんが、普通親というのは子供に対してエロネタはご法度です。 でもこのお父さんは、それをブラックジョークで話のネタにするのですが、それがまた笑えるのです。 実際にいたらちょっと嫌だけど、こんなお父さんも面白いなと思うのと同時に、きちんと性教育的な内容も盛り込んでいるのでただのバカ映画とは言わせません。 見終わった後の爽やかな気持ちは、何度も見た今も健在です。 この後何作かシリーズ化され、2では主人公たちの交際中の話、3では結婚に至るまでの話が、やはりお下劣なコメディタッチで描かれていきます。それらもいい作品なのですが、やはり心に残った第一作目をチョイスしてみました。

その洋画がオススメだと思う方は誰?

元彼氏です。 今でも時々話したりしますが、今でもアメリカン・パイのDVDを見続けていると言っていました。 また、他の男性数名に薦めたところ、皆「笑って見られた」「妙にリアルで高校生時代を思い出して苦しかった」と言われましたが、口を揃えて「良策」とのことです。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

おそらくテレビでは、まず地上波では放送されないと思うので、レンタル店に直行してください。 B級映画感がプンプンするパッケージを見てもらえば分かると思うのですが、金髪のセクシーな女性がアップルパイを手に持っています。 なぜアップルパイなのか、なぜセクシーな女性がそれを手に持っているのか。 感の良い方なら見ずとも理解できると思いますが、それはおそらく微妙に違っていると思います。 甘酸っぱいアップルパイと甘酸っぱい青春時代。 それらがどう関係しているのか、ぜひ楽しんでみてください。

 

そしてお下劣な下ネタが満載と聞いて、見るのをためらってしまうかもしれませんが、これは青春映画です。 誰しもが通ってきたあの青春の一ページを、この映画を見ることで思い出すことができるのではないでしょうか。 少なくとも高校時代に恋愛をした経験がある人なら、必ず共感できる内容になっていると思います。 私は「好きな映画は?」と聞かれたらこの作品を挙げるのですが、少々お下劣であったり、モテない男性には色々と突き刺さることが多いようです。 もし誰かと見る場合は、そういうものを笑える人やお下劣なネタに耐性のある人を選んでください。 好みが合えば、笑いながら楽しい時間を過ごせると思います。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

29歳、女。海外のハイスクール・大学系の青春コメディが好きです。

騙し騙され気分爽快な洋画!The Sting(スティング)

あなたが良いと思った洋画を教えてください

The Stingスティング)です。 監督ジョージ・ロイ・ヒルがメガホンをとり、1973年にアメリカで公開されました。 主演は2人で、 裏世界では有名な伝説的詐欺師ヘンリー・ゴンドーフを演じるのはポール・ニューマン、 駆け出しの若手詐欺師ジョニー・フッカーを演じるのはロバート・レッドフォードです。 ポール・ニューマンロバート・レッドフォードは 1969年公開の『明日に向って撃て!』で共演しており、 本作では再共演を果たしたことでファンを興奮させました。

 

物語は、若手詐欺師のフッカーがギャングの手下を詐欺にかけるところから始まります。 師匠の詐欺師と共にフッカーはまんまとギャングの手下から 大金をせしめることに成功しますが、 そのことがギャングの親玉にばれて 親同然であった師匠は殺されてしまいます。 フッカーは伝説的詐欺師のゴンドーフを訊ね、 師匠の恨みを晴らすべく 詐欺師としてギャングの親玉からさらに多額の金を騙しとることで 復讐をしようと奔走し始めます。 2人の詐欺師が命をかけて挑む大勝負。 用心深く冷酷なギャング相手を 完全に欺くことはできるのか―。 題名の’Sting’とは俗語で「騙す・ぼったくる」という意味です。

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

オノ・ナツメという漫画家が1998年に発表した短編漫画のなかに、 The Stingの魅力を表しているストーリーがあります。 (『Tesoro オノ・ナツメ初期短編集1998*2008』収録「senza titolo #3」 株式会社小学館より2008年6月4日初版第1刷発行) 街の権力者(直接には触れていませんがおそらく裏社会でも力のある人物)が 結婚30周年のパーティーで出す料理を、と お気に入りのレストランのシェフに依頼します。 しかしシェフはパーティーの日に用事があるからと依頼を断ります。

 

一度は引き下がった権力者ですが シェフの用事というのがどうやら昔の映画を再上映するシネマでの映画鑑賞ということを知り、 部下を従えてシネマの前でシェフの身柄を拘束します。 たかが映画で自分の依頼を断るとは何事だと言わんばかりに 冷酷に淡々と圧力をかける権力者。 それでもシェフは部下に取り押さえられながら どうしても映画を見せてくれ、 幼馴染が好きだった映画で、劇場で見る機会は今しかないんだと 食い下がります。 一体今何を上映しているんだと見上げた先には The Stingの看板が。 「やってたのか 知らなかった・・・くそっ。」と苦々しく吐き捨て、 シェフを解放するよう命じる権力者。 そして最後にこうつぶやくのです。 「スティングなら仕方ない。」 上に挙げたのはあくまで漫画の中のストーリーですが、 確かにThe Stingには 街の権力者にシェフの料理をあきらめさせる 十分な魅力があるのです。 公開が今から約40年も前の映画なのに、 野暮ったい古臭さを全く感じさせません。

 

まるで手品のように相手を華麗に罠にはめる詐欺師の生き様と 自分たちを陥れようとする者に知的かつ暴力的に立ち向かうギャングの生き様が 気持ちいいくらいにまっすぐと物語を貫いており、 古き良き時代のスマートで洒落た雰囲気が 全体を満たしています。 一言でいえば「粋」なのです。 物語の中でいろいろな人が 騙し騙され、 映画を見ている鑑賞者もテンポよく騙されます。 そのシンプルさおよび華麗さゆえに、 騙されること自体が爽快です。 騙されたのに拍手を送りたくなる、 そんな痛快な作品です。 観終わったあとに 「ああ おもしろかった!」と 素直に思える作品だと思います。

その洋画がオススメだと思う方は誰?

古き良き時代のアメリカ映画に触れたい人、 詐欺や手品、謎解きやトリックなどが好きな人、 すっきり痛快な余韻を味わいたい人などにオススメです。 肩の力を抜いて見ることができるコメディなので 仲間内や家族でわいわいと、 または晴れた休日に1人でのんびりと、 楽しく明るい気分で映画を見たい様々なシーンにぴったりでしょう。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

The Stingの主題歌はスコット・ジョプリンの「ジ・エンターテイナー」です。 聴けばだれもが「ああ、この曲知ってる!」と瞬時に思うでしょう。 題名通り、マジックショーなどエンターテイメントの舞台でよく耳にする曲です。 この曲を世界的に有名な曲へと押し上げたのは、The Stingにほかなりません。 映画The Stingの大ヒットによって、この曲もまたヒットしたのです。

 

これからThe Stingを観ようと思っている方には ぜひ一度「ジ・エンターテイナー」を聴いていただくことをオススメします。 なぜなら、「ジ・エンターテイナー」の曲がまさにThe Stingの世界感を ぴったりと表しているからです。 詐欺師とギャングの、 わくわくするような騙し合い。 それは命がけであるにも関わらす 小粋で洒落ていて まるで一流のエンターテイナーが繰り広げる極上のショータイムのよう。 「ジ・エンターテイナー」を聴くことで 華麗なるショータイムの幕開けに 期待を高めて臨んでみてはいかがでしょうか。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

東京都在住の20代主婦です。

両手がハサミな男の愛と勇気を学ぶ洋画「シザー・ハンズ」

あなたが良いと思った洋画を教えてください

シザー・ハンズが良かったです。このシザー・ハンズは、両手がハサミという奇妙な姿をしたエドワードという男性が主人公の映画です。 顔は真っ白ですし、黒い髪がボサボサという姿です。しかも、全身が真っ黒なビジュアル的な服を着ています。性格はとてもナイーブで、ちょっとの事でガラスの様な心が傷つくというシャイな彼なのです。 そんなエドワードは、街の外れにある大きな家からやって来ました。その街には、多くの暇を持て余した主婦達がいます。その主婦達のかっこうの餌食となり、まるでアイドルの様な扱いをされます。 そんな扱いを受けてエドワードは戸惑いますが、次第にその街と人々に慣れていきます。

 

その主婦達の姿が面白く、ドタバタと彼女達のペースに巻き込まれていくエドワードの姿に笑います。 そのエドワードは、1人の女性と知り合います。その女性は、化粧品のセールスをしている人でした。その女性が彼を家に連れて行き、そこで一緒に住む事になります。顔色が悪いエドワードの顔を化粧でなんとかしようとする場面がとても面白く、そこにいる若い女性に興味が惹かれていくエドワードの姿も切なくなります。 喋れるけど女性とはあまり触れ合った事の無いエドワードは、好きという感情を上手く表現できません。そのもどかしい姿が気の毒でもあり、応援したくなります。

 

そんな彼にちょっとした事で愛情がわく女性に、大きな目が印象的なウィノナ・ライダーが演じます。金髪のロングヘアーで、白いワンピースがとても似合う今風の女の子を演じます。 まるで妖精の様な姿の女性に惹かれていくエドワードの姿が痛々しいのですが、この2人が結ばれると良いなと思うのです。そんな2人の愛の行方も面白いですし、どこかコメディタッチな部分も面白い映画です。 エドワードがハサミの手を活かして、庭の木を可愛い動物の姿にカットして子供を喜ばせたり、主婦達の髪型を素敵にカットしていきながらみんなを楽しむ姿もほのぼのします。

 

そんな彼が街に来てからは、みんなが活き活きとした生活を取り戻すところも素敵です。街に明るさと活気が出て、どんどん人々もおしゃれになっていきます。 でも、ちょっとした事件によって、彼が人々から怖がられてしまいます。そんな怖がれてしまう気の毒なエドワードは、怒りを爆発させてしまいます。手がハサミだから、余計に人々は好奇の目で彼を排除しようとします。 ちょっと前まではあんなに楽しそうに触れ合っていたし、喜びも貰っていた人々が、ちょっとの事で背中を向けて彼に恨みを抱くという事が人間の怖さを感じます。本当の事を調べもせず、1人の人がこうだと言えばそれを間に受ける人々の光景も実によく描かれています。

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

このシザー・ハンズは、どこか50年代のアメリカの文化を感じるような映画です。街の建物や車がポップな色をしていますし、住んでいる人々のヘアーやファッションも50年代の様です。そこが、何十年経ってもおしゃれに観れる部分です。 そのおしゃれな街とおしゃれな出演者の演技も光ります。ウィノナ・ライダーは、ズバズバと自分の意見を言い、自分がこうと言った事は曲げないという人です。そんな負けん気のある彼女を愛する彼氏役にアンソニー・マイケル・ホールが演じます。 悪い友達の役も上手く、楽しいだけの映画ではない、パンチのある魅力を出しています。 又、どことなくファンタスティックな雰囲気を感じさせる場面が度々出てきます。白髪の老人の発明家が出てくるのですが、この上品で気品のある発明家が、このエドワードを生み出しました。カタンカタンと子供の心をくすぐる様なベルトコンベヤーの上を、可愛い機械がクッキーを作っています。

 

その発明家がエドワードを生み出すのですが、本当は人間の様な両手を作っていたのに、その発明家が倒れて亡くなってしまうのです。そこがとても切なく、命や愛というものを感じさせるところです。 又、このエドワードをだんだんと理解して愛していくキムの姿も素敵です。そのキムがおばあさんになってから自分の孫にその話をするのですが、そこも心がほのぼのします。 氷をハサミでカットする場面は、白い氷が噴水の様に飛び散ります。そこもとても美しく、彼の悲しい過去を表現しているかの様で胸が切なくなります。

その洋画がオススメだと思う方は誰?

小学生にオススメです。メルヘンチックな部分や子供が喜ぶ様な光景が色々と出てきます。それを観ているだけでも、とても楽しくなります。 子供の頃に戻ってみたいと考えている人にもオススメです。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

人に触れ合う事で成長し、傷つきという表現がとてもよく出ている映画です。どうしたら人を楽しませる事ができるか、どういった事が人を傷つけてしまうかという事も学べる映画です。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

東京都に住む38歳の女性です。パートで4人家族です。趣味は料理を作ったり映画を観る事です。

おすすめ映画「パシフィック・リム」

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

まず惹かれたのはストーリーと設定です。 ある日突然海に生じた裂け目から怪獣が現れ、それに対抗する手段として人類が開発したのが、ガン○ム的巨大ロボット・イェーガー。そのパイロットを務める一人が、主人公のチャーリー・ハナム演じるローリーです。 イェーガーの操縦方法は独特で、人間2人が中に乗り込み、一方がイェーガーの右側・もう一方がイェーガーの左側を動かします。その際、二人の精神はドッキングされ、二人の脳にはもう一人の精神が乗っかっているような状態になるのですが、これがこの映画の一番の燃えポイント。 精神をドッキングすると、お互いにはお互いの今まで生きてきた人生すべての記憶と感情・現在の思考まですべてが共有されるんですよ……!

 

こう相手のすべてを知ることができる(知らされる)って、ものすごいエロスを感じませんか。 しかしそれだけにやはり相性は必要で、主人公ローリーは最初実の兄と共にイェーガーのひとつジプシー・デンジャーに乗っていました。 ところがある怪獣との戦いで、その兄はローリーと精神を繋いだ状態で殺されてしまい、彼は兄の感じた死の恐怖をも共有し、イェーガーのパイロットをやめました。冒頭のシーンですが、ここで既にこの映画に引き込まれてしまいました。 とはいえ、ローリーは再度イェーガーのパイロットとなるのですが、そこで登場するのが菊地凛子演じるマコ。こういった怪獣映画?で女性のパイロット、しかも洋画で日本人女性というのは大変珍しい気がして、新鮮な気持ちで観られました。 また、ローリーやマコ以外のイェーガーのパイロットも個性豊かで、それぞれのサイドストーリーだけで一本映画が作れるのではないかと思うほどです(ロシア人の色気満々夫婦、でも戦闘の主導権は妻の方!とか、中国人三つ子兄弟とか、父親嫌いだけどい一緒にパイロットしちゃう兄ちゃんとか!)。 そして私が大好きなのが、この怪獣たちと戦う防衛軍の研究者?のような役割のハーマンとニュート。怪獣オタクと数理学者の潔癖症で、それぞれ性格がとっても独特(笑) 二人ははじめ犬猿の仲なのですが、それが和解していく過程もなんだかわちゃわちゃしていて楽しかったです。

 

次に良かったのはやっぱり映像です。 海底の裂け目から出てくる怪獣との闘いなので、基本的には海でのアクションシーンがほとんどでした。 イェーガーの攻撃方法って、もちろんビームのような特殊な技もあるのですが、基本的には殴る蹴るなんですね。 パイロット二人が動きを合わせて敵を殴ると大きく水しぶきがあがって、戦闘シーンの迫力が増していました。映画館でみると思わず目をつぶってしまうような勢い。3Dで観たらおもしろかったかも。 あとはとても個人的な趣味の問題なのですが、吹き替えの声優さんもとても良かったんです。 ローリーが杉田智和。マコが林原めぐみニュートンハーマンは古谷さんに三ツ矢さんですよ!好きな方ばかりでとっても興奮しました。あ、ケンコバさんも吹き替えをされてましたが、全然違和感がなくて多才だなーと驚きました。

その洋画がオススメだと思う方は誰?

子供から大人まで楽しめる作品だと思います。どちらかというと男性向けかもしれませんが、人間ドラマもポイントのひとつですし、日本人女性がキーとなる部分もあるので、女性が見てもおもしろいはず。 基本的にはロボットと怪獣との戦闘なので、幼い子供でも男の子なら盛り上がってくれそうです。 私は映画でもアニメでもロボットものは本来苦手で(ロボットのかっこよさ?みたいなものがイマイチ分からない。機械系に萌えを感じない)、今回もひとにおすすめされていなければ観にはいかなかったと思います。そんな私でも心底楽しかったので、普段はこういったロボットアクション系の洋画やアニメなどが苦手な人手にもおすすめです。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

映画館で観て欲しかった……! 少し前なら4DXで上映されたりしていたようなのですが、さすがにもうやっていないですよね。 できれば大きなテレビで、少し部屋の照明を落として、映像と音の迫力を味わってほしいです。 それから、観た後には絶対にイェーガーのマネをしたくなるので(笑)歩き回れるスペースがあるようなところでの鑑賞をおすすめします。 キャラクターの詳しい背景などがわかる小説も出版されているので、そちらも読むといろいろと映画では分からない部分もわかって楽しいかもしれません。 原作はコミック?アメコミ?のようですがそちらは未読です。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

27歳女性、専業主婦です。主人と2人で中国地方に住んでいます。 あまりたくさんの映画を観る方ではありません。お気に入りのブロガーさんが褒めていたものを観に行くくらいかな。

兄弟愛を感じる映画「レインマン」

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

ダスティ・ホフマンとトム・クルーズのダブル主演映画でした。兄のレイモンドと弟のチャーリーは歳の離れた兄弟でしたが、あるチャーリーは旅行中に父親の訃報を聞きます。急いで駆け付けた彼を待っていたのは、自分では無い他の誰かが財産を相続をするという内容の遺言書でした。その人こそ実はチャーリーの兄だったのです。兄のレイモンドは自閉症の為に現在は施設で暮らしています。その時にはチャーリーはレイモンドの存在を忘れていたようでした。 父親と折り合いの悪かったチャーリーに遺された物とは、薔薇の木と車一台という事でした。納得の行かないチャーリーは兄のレイモンドの後見人となり、半分遺産を手に入れようと画策してレイモンドを施設から連れ出す事にします。施設に着いた時レイモンドはテレビを見ていました。

 

自閉症のレイモンドは毎回欠かさず見ているテレビ番組があったのです。レイモンドは他にも視たい番組があったので、チャーリーはそれを上手く言い含めるのに苦労をしましたが、何とかレイモンドを施設から連れ出す事に成功をしました。 兄を連れ出したチャーリーはあるモーテルに宿泊をします。そこでレイモンドと話を始めます。レイモンドは幼いチャーリーがレイモンドのせいで火傷をしそうになった話をします。そしてこのままではチャーリーがレイモンドによって怪我を負わせられる事になるのではないかと心配をした二人の両親は、レイモンドを施設に預ける決心をします。 その話を聞いたチャーリーは、昔の記憶を思い出して行きます。「レインマン」と呼んでいた人が居た事を思い出します。そしてレインマンはレイモンドの事で、幼い頃レイモンドと上手く発音が出来なくて、レインマンと呼んでいた記憶がレイモンドの話と繋がるのです。その時にチャーリーはレインマンが大好きだった事も思い出すのです。

 

そしてチャーリーは遺産目当てで無くて本心でレイモンドの後継人になる事を決意するのでした。 ある時チャーリーが店の中で床に落としたマッチ棒の数を瞬時に数えてしまった事や、レイモンドの話す内容からレイモンドが記憶力がずば抜けて高い事に気付きます。その事を思い出したチャーリーはカジノでレイモンドの能力を利用して大儲けする事が出来ます。その後レイモンドが好きになった女性と上手く行くように協力をしたり、チャーリーの恋人にダンスを教えて貰ったりと、兄の為に出来る事をしてあげます。 この時点で二人はこれから兄弟で暮らすようになるのだと思ってホッとしました。それでも二人の生きる場所はやはり同じ場所という訳には行きませんでした。心を通わせた二人でしたが、別の道を進まなくてはいけない事に気付きます。悲しい事だとは思いましたが、やはりこれがお互いの為にはベストな方法だと納得をするしかありませんでした。やっと巡り会えたこの世に2人だけしか居ない兄弟がまた離ればなれになる事は、何とも無情な気持ちになりました。 それでもお互いの幸せの為にはそうする事が一番であるという事なのでしょう。自閉症の兄を演じたダスティ・ホフマンは見事に演じ切りました。そして今までは自由奔放でどちらかと言うと自分の事しか考えて来なかった弟を、トム・クルーズもまた絶妙なバランスで演じ切っていたと思います。

 

施設から兄を連れ出した時に、二人が道を歩いている姿は映画が公開された当初にもCMで何度も流れていました。元々二人の身長は大きく違っている事や、兄のレイモンドが少し首を曲げながら歩く姿と、その横を歩くチャーリーの姿はとてもはっきりとした対比の映像となっていました。それだけダスティ・ホフマンが見事に自閉症の役を演じ切っていたという事と、自由で我がままだけど、何処かに寂しさと優しさを隠している演技が絶妙だったトム・クルーズとで、二人の名優の素晴らしさが際立った映画であったと思います。

 

材題自体も面白かったのですが、やはりこの二人の夢の共演が見事にツボに嵌まったと言えるのではないでしょうか。トム・クルーズはとてもカッコ良かったですし、ダスティ・ホフマンは本来はとても二枚目の俳優であるのですが、いつも首を少しかしげる自閉症の役を研究し、見事になり切っていると思いました。 長い間お互いに会う機会に恵まれなかったとしても、幼い頃の思い出が二人を結び付け、兄弟愛に目覚めるまでの描写がとても面白かったです。自閉症という病気を持ちながらも生まれてきた弟をとても可愛がり、弟はそんな兄をレインマンという名前と共に記憶の片隅に残していたという事実が、とても感動的でした。涙無くしては視られない映画であると思います。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

ダスティ・ホフマンは実績も実力もある俳優です。そしてトム・クルーズは出演する映画をヒットさせる事の出来る人気や実力を兼ね備えた俳優です。そんな二人の演技をただ視ているだけで自然に感動をさせて貰える映画と言えます。 

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

48歳、夫、娘、息子の4人家族 専業主婦、埼玉県在住 

ショーシャンクの空に!気持ちが沈んでいる時におすすめの洋画です

あなたが良いと思った洋画を教えてください

ショーシャンクの空に フランク・ダラボン監督

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

舞台は1947年のアメリカ。妻とその愛人を射殺したという殺人の冤罪で無期懲役となりショーシャンク刑務所に服役する主人公アンディ。彼は若くして銀行副頭取を務めるほどの優秀な男だった。まったくの無実で刑務所に入れられたアンディはもちろん無期懲役なんて言う現実は受け入れられないでいる。しかし現実は厳しく、日々の刑務所での暮らしは過ぎていく。数年が経ち精神がすり減っていき希望も見えなくなってくる頃、調達屋としての名を持つレッド達グループとの交流が始まる。その後長年に渡りレッド率いる仲間達との日々が続く。ただアンディだけは皆と違う何かを持っていて皆もそれを感じていた。

 

アンディが持っているその何かは「希望」だった。レッドは忠告する、希望は危険だと。しかしアンディは決して希望の精神を捨てることは無かった。アンディは次々と刑務所内で今まで無かったような事をやってのけていった。図書室を拡大するために予算を勝ち取ったり、看守達のために税対策をやってあげたり、時に問題をおこして独房入りしたりと。アンディの小さくも大きな変化に皆が小さな希望のような感情を芽生えさせていた。ある日新しく刑務所に来た囚人からアンディの無罪に繋がるような話を聞くことになる。アンディは真相を掴むため署長のノートンに詰め寄るが一蹴されてしまう。

 

そして最後の希望を失ったアンディの取った行動は・・・。この映画は自由と希望というものの本質をもっともシンプルに伝えてる映画だな感じます。自由とは何か?よく聞く問いだが答えるのは難しい。しかしこの映画を通してわかるものがあります。人間の求める根本的な自由と希望の感覚が。 主人公アンディ役にはティム・ロビンス、刑務所の調達屋レッド役にモーガン・フリーマン、刑務所長のノートン役にはボブ・ガントン、他この作品で脚光を浴びることになる俳優も多い。

 

今では名俳優であるモーガン・フリーマンもこの映画で最高の評価を得て遅咲きのデビューをした1人でもある。 1番印象に残っているのはブルックスですね。彼は刑務所内でも最も長く服役しているおじいさんですでに足腰もきているほどです。囚人用の図書の役割を担っていて本を配ったり管理したりしています。アンディが収監されてから数年後、ブルックスに仮釈放の許可が下りる。50年服役しての仮釈放でした。ブルックスの最後の手紙を読み上げながらの描写はとても印象に残りました。馬車しか知らないブルックスが交差点も上手く渡れない、スーパーのレジの仕事を割り当てられるが満足に出来ないし人間付き合いも苦手。朝ベットで起きればどこか知らない場所だと混乱してしまうブルックス。50年という長き時を体験したものでしかわからない心労や感情が伝わってくるシーンばかりです。

 

そんなブルックスの顔や上手く動かない体の動きなどを見ているととても切なくなります。そしてブルックスはある日首をつって自殺してしまう。壁には「ブルックスここにありき」という言葉を残し。無期懲役という刑の結末と、希望のない自由の意味のなさを感じました。 レッドの仮釈放の面接も非常に印象に残ります。それは10年に一度しかない面接で、服役20年、30年とレッドは仮釈放却下です。そしてアンディが居なくなってからの服役40年の面接、レッドはあきらかに様子が違います。以前は仮釈放を貰うために反省を演じている感がありました。

 

だけどこの時のレッドはもう顔つきからして違っている。罪とは何か?更正とは何か?ということを深くまで考えていました。そして出した答えは罪なんて消えないし本当に後悔しているということ。レッドは面接官に言う。「更正?何の意味のない言葉だ、さっさとハンコを押せ、これは時間の無駄だ」と。そして仮釈放になったレッドはかつてのブルックスと同じ道を歩む。それを救ったのはアンディの言葉だった。レッドはブルックスの言葉の横に刻む「レッドもここにありき」と。その後はアンディにもらった言いつけの通りに行動するレッド。街を出て希望に向かい始めるレッドは言う「希望」とは素晴らしいと。

その洋画がオススメだと思う方は誰?

現状に満足出来ていない、希望が見えないって感情を持っている経験がある人なんかいいと思います。正直この映画は沈んでいる時にゆっくり観るほうが向いているかもしれませんね。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

たんたんと進んでいく映画だから集中してみれるといいですね。アクションシーンや目が覚めるシーンなどないので苦手な人は眠くなるかもしれません。しかしこの映画はちゃんと観ることをオススメします。それだけいい作品というのもありますが、ひたすら刑務所の過程を一緒に観ていくからこそ、ラストの主人公の感情に乗ることが出来る感もあるからです。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

東京都在中、男性、独身です。映画が大好き。 特に80、90年代の洋画がお気に入り多い。今でも映画館は月2は行きます。