みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

「お水の花道」の主題歌!SURFACE「なにしてんの」

スポンサーリンク

あなたが良いと思える歌を教えてください

SURFACEの「なにしてんの」です。 SURFACEは1998年に「それじゃあバイバイ」でデビューしたボーカルの椎名さんとギターの永谷さんの男性2人組のアーティストです。シングル21枚、オリジナルアルバム6枚、ベストアルバム2枚をリリースしています。 2010年には残念ながら解散してしまいましたが、今でも大好きなアーティストでよく彼らの曲を聴いています。

 

彼らの作った数ある楽曲の中の1つ、「なにしてんの」は1999年に彼らの4枚目のシングルとしてリリースされたもので、フジテレビ系のドラマ「お水の花道」の主題歌として起用されていました。 ファンから見てもSURFACEは正直なところヒットしたとは言えませんが、彼らの楽曲の中ではドラマの主題歌に起用されたということもあり、比較的知られている曲の1つだと思います。 競馬騎手の福永祐一さんが落ち込んでいた時にこの曲を聴いて立ち直ったと話しておられるように、背中をぽんと押して元気にさせてくれる応援ソングになっています。

なぜ、その歌が良いと思ったのでしょうか?

SURFACEに出会ったのは私が中学生の頃でしたが、その頃の私は思春期真っ只中で毎日毎日何かにつけては思い悩む日々が続いていました。 友達のことや恋愛のこと、進路・将来のこと、そして自分自身について等、今から思えば何であんなにも毎日同じようなことを思い悩んでいたのかと思うのですが、当時の私は負の思考や感情の渦に飲み込まれて過ごしていました。 そんな時、彼らの「なにしてんの」がリリースされ、その歌詞に驚きました。

 

1番から「逃げ道」「情けない」「振り返っても知れた思い出」などと、何ともまぁ後ろ向きな歌詞から始まるのです。 今までそんな弱気というか後ろ向きな曲に出会ったことがなかったので、当時の私にはかなり衝撃的でした。 だけど後ろ向きなだけでは終わりません。 「今さらじゃない」と「まだ間に合う」と背中を押してくれ、「動き出さなけりゃ、始まらない」「人の目ばっかり気にしちゃ損でしょう?」と歌詞は続き、最後にはとても前向きな気持ちにさせてくれます。 当時の私は、人の目ばかりを気にして自分自身を押さえつけていたような部分があったので、「自分は自分、そのままでいいんだよ」と言われたような気がして、とても気持ちが楽になったのを覚えています。 続く2番では、動き出さないとと思いつつもやっぱり不安で…というようなちょっぴり後ろ向きな気持ちがまたもや出てきますが、そんな気持ちもストレートに書かれているので、とても共感しました。

 

ボーカルの椎名さんが書く歌詞は、捻りがないと言われればそれまでですが、ストレートな表現がとても気持ち良く感じることが多いです。 読んでいて「あぁ、そうそう!そうなんだよね」ととても素直に共感出来ます。 最後は「動き出さなきゃ始まりゃしないでしょう?」と喝を入れてくれているような歌詞で締め括られています。 共感という気持ちがその当時の私にはとても大きな力になり、「なにしてんの」を始めSURFACEの楽曲に出会えていなければ今の私はないと言っても過言ではない程、大きな影響を与えてくれました。 あの頃私に纏わりついていた負の感情のループから抜け出すきっかけになってくれました。 今はあの頃のように思い悩むことはほとんどありませんが、今でも何だか自信がなくなってしまった時や落ち込んでしまった時、元気が欲しい時などに聴いては気持ちをリフレッシュさせて頑張っています。 私にとっては、大切な応援ソングの1つです。

その歌がオススメだと思う方は誰?

何かに思い悩んでいる人にオススメしたいです。 私自身がこの曲に出会ったのが中学生だったので、中学生や高校生位の若い人に良いかもしれません。 「自分とは?」「友達とは?」などの悩みからなかなか抜け出せない人や、何かしらの葛藤を抱えて生きている人には、背中を押してくれたり問題を解決するきっかけになるかもしれませんね。 若い人だけではなく、大人だからこそ他人には悩みを打ち明け辛かったりすることもあるのでそんな時に聴くのも良いと思います。 私は大人になってから「なにしてんの」を聴くと、何だか初心に帰ったような気持ちになりスッキリした気分になれます。

これからその歌を聴こうと思っている方へのメッセージ

この曲自体はもう10年以上も前のものですし、古臭いと感じる人もいらっしゃるかもしれません。 某有名アーティストに歌い方が似ているので「真似をしている、嫌だ」と感じる人も実際にいらっしゃいます。 ですが、そんなことはあまり考えずにまずは聴いてみて欲しいなと思います。 彼らの作る音楽、特にボーカルの椎名さんが書く歌詞は時々痛いところをグサッと突いて、ハッとさせてくれることがあります。 何かに迷った時に背中を押して、元気をくれます。 「なにしてんの」もそんな曲の1つです。 是非、一度聴いてみて下さい。 あなたの心の中のモヤモヤが晴れて、清々しい気持ちになるかもしれません。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

結婚を機に神奈川県に住み始めて4年目、年上の夫とまだ幼い子供の3人暮らしのギリギリ20代のオシャレが好きな専業主婦です。