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みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

「ロビンソン・クルーソー」著者ダニエル・デフォー

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あなたが良いと思った小説と著者名を教えてください

小説:ロビンソン・クルーソー 著者名:ダニエル・デフォー

なぜ、その小説を読むことになったのでしょうか?

小学生当時、サバイバル生活のテレビ番組が大好きだった私を見て母がプレゼントしてくれました。 かれこれ10回以上は読んでいます。

その小説を読んで良かったと思う感想

漂流モノの小説で最も有名ともいえるロビンソン・クルーソー。 28年にもわたる無人島生活、その間には様々なドラマがあります。 ・船乗り生活 物語は主人公のロビンソンが遠い国々を旅することに憧れて海へ飛び出すところから始まります。 最初の航海から船が沈没して酷い目に遭ったり(笑) その後も旅を続けますが、数々の困難がロビンソンを待ち受けます。 持前の勇敢さでそれらを対処し強く生きるロビンソンですが、ついに大きな船の事故に遭ってしまいます……。 船が難破し、1人無人島に流されるロビンソン。

 

・序盤の絶望と初の無人島生活 最初は無人島に流れ着いた事に絶望するロビンソンですが、同じ船に乗っていた船員たちが全員死亡した中自分だけが生き残ったことを思い知ると、自らの生を神に感謝しながらひとりきりの無人島生活をスタートさせます。 難破した船が運よく島に打ち寄せられたため、そこから様々な品を取ってきての生活。 最後には船そのものを解体して板材などを取ってきたり。しばらくはそんな感じでしのいでいきます。 ・狩猟・農耕生活 が、難破した船から運んできた食糧や生活用品などのみでは当然生きていけないようになります。 樽の中から少しずつ減っていくビスケット、干し肉……。 仕方なくロビンソンは様々な生活の工夫をするようになります。 最初は狩猟で獲物を取ってきますが、そのうち銃弾や火薬が乏しくなり罠を仕掛けるようになり、更にその時にたまたま獲物を生け捕りにできたことから家畜を飼うようになったり……。 これまたたまたま生えてきた(ロビンソンが捨てたゴミの中に混じってた)米や麦を育てたり。 食事一つをとっても、様々な工夫をしていきます。鍋がないので煮る事ができない、なので適当な土を探し出して土器を作るなどなど……。 最終的には山羊のスープにお手製のパン、ホシブドウやチーズなど、とても無人島生活とは思えない豪華な食事に。 こういった描写がサバイバルモノ好きの私にはたまりませんでした。

 

・フライデイ 長い無人島生活の間、ロビンソンはただ日々の生活に追われていたのではありません。 島を脱出しようと船を作って、海に飛び出した事も。(残念ながら失敗に終わりますが) そして無人島生活が20年以上たったころ、ようやく一緒に暮らす人間が増えます。 フライデイと名付けた蛮人の従者。 フライデイとの会話は本当に心なごみます。彼は20代の男性なのでこう言うのもおかしいのでしょうが、フライデイが本当に可愛らしい。慣れないカタコトの英語で一生懸命マスター(ロビンソン)につき従います。 ただのサバイバル生活の小説ではなく、ロビンソンの心情の変化や環境の変化など、人間的なドラマが非常に魅力的でした。

 

フライデイとの交流が、私の特にお気に入りの箇所。2人の信頼関係が読んでいて非常に楽しく、またグッとくるものでした。 もちろんサバイバル部分も面白かったです。 また、この小説が書かれた当時のイギリスは(デフォーはイギリスの作家です。)スペインと仲が悪かったそうなのですが、小説内に出てくるスペイン人とロビンソンは非常に正直な付き合いをしています。 また蛮人であるフライデイにも確かな親愛をもって接しています。 このあたり、デフォーという作家がいかに優れた人物であったのかが分かるかと……。

その小説がオススメだと思う方は誰?

やはりサバイバル生活モノに興味のある方だと思います。 複数人で漂流するパターンの小説だとありがちな仲間同士のいざこざシーンなどは一切ないので、そういったものを期待される方は別の漂流小説を読まれたほうがいいかと……。 基本的には狩猟シーンや農耕シーンばかりで人との会話などはないので(20年以上ひとりきりで生活してるので当然といえば当然ですが)、そういったものを退屈と思わない方。 ただ、やはりかなりの有名小説ですので、上記以外の方も一度読んでみると面白いと思います。 少年少女向きと言われる本作ですが、大人でも十分に楽しめますよ。

これからその小説を読もうと思っている方へのアドバイス

それほど長い小説ではないので、割と簡単に読めると思います。 サバイバル部分について様々な地域の動植物が登場したり、また話の前後でつじつまのあわない部分などがいくつか出てきてしまうのですが、そのあたりにはあまり目くじら立てずに一つのエンターテイメントと思って読まれるといいかと。 逆に言えば小説に書いてあることをあまり信じすぎないように…… (デフォーはアレグザンダー・セルカークという人物の無人島漂流記録をもとに、大部分を想像でこの小説を書いたそうです)

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

30代女性です。