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みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

「ランボー」ベトナム戦争の知識があるとさらに楽しめる洋画です

洋画
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あなたが良いと思った洋画を教えてください

ランボー テッド・コッチェフ監督

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

ランボーってただの時代遅れのアクション映画じゃん、なんて思ったら損!これだけ完成度高くシンプルなものはないくらいの名作です。 ベトナム帰還兵の苦悩と真実を通してPTSDという言葉や概念がまだ浸透していないあの時代にすでにその全てを語っている。十数年経って改めて再度違った視点で評価をすべき作品だと思います。 舞台はワシントン州の片田舎から始まる。シルヴェスター・スタローン演じるベトナム戦争帰還兵ジョン・ランボーは戦友を訪ねて田舎町を訪れる。しかしその戦友は病気をわずらいすでにこの世を去っていた。原因は戦争の化学兵器による後遺症だった。

 

街に降りてきたランボーは街に入るなり保安官であるティーズルに職務質問をされてしまう。まあこの時の身なりも放浪者のような感じですし、田舎はよそ者に警戒するから当然だと思います。ティーズルはランボーをみると即座に問題を起こしそうだという理由で街には入らずどこかへ行けと忠告、しかしランボーは聞かず街に入っていく。とうぜんティーズルは怒りまたランボーを捕まえる。殺人級に無口で無愛想なランボー、所持しているナイフも見つかりついに浮浪罪とサバイバルナイフ所持で逮捕し保安官事務所へと連行されてしまいます。事務所に着くとランボーは身ぐるみ剥がされてまるで囚人のように消防用のホースで水を掛けられ消毒されます。

 

この時裸になった傷だらけのマッチョランボーをみて若い保安官がこいつヤバイですよと警戒しますがベテラン保安官達はおかまいなし。この時皆気付くべきだったなと何故か観ていて気分が高揚しました。ランボーが強い水圧に耐えている間保安官連中は笑いながらみています。それでもランボーは反抗せずに黙々としています。そしてヒゲを剃るということで保安官達が取り押さえカミソリで無理矢理ヒゲを剃ろうとします。その瞬間、ランボーの脳裏にはベトナム戦争時代に捕虜にされて拷問を受けている記憶がフラッシュバックします。この辺の拷問シーンリアルです。

 

とうとうランボーは暴れだし次々と保安官達をなぎ倒していきます。まあかなうはずないです。その後バイクをパクって逃げ出すランボーをティーズル保安官がパトカーで追跡をします。結構なデットヒートとなります。バイクを捨てた後山の中へ逃げ込むランボーですが断崖絶壁に追い込まれいきます。ヘリまで出動しライフルで発砲するなど必要にランボーを追い詰めていきます。このままでは逃げ切れないと思ったランボーは崖から飛び降り木に捕まり地上へと逃れます。ヘリにも石を投げつけ1人の保安官をヘリから落として殺してしまう。ランボーはオレのせいじゃない、これは事故だと叫ぶが崖の上の保安官達は容赦なくランボーに向かって射撃します。

 

そして山へと入っていくランボー。ここまでは何だかこの時代の警官ってこんなに理不尽なんだと感じましたね。ティーズル保安官達は敵討ちだという感じで警察犬なども動員しさらにランボーを追います。ここからのアクションはランボーの見せ場です。グリーンベレー出身のベトナム帰りに保安官程度がかなうはずもなく、最初に放った警察犬があっという間にナイフで仕留められると保安官達は1人また1人と仕留められていきます。しかも殺さない程度に手加減しているところもランボーの余裕が伺えます。最後にティーズル保安官の首元にナイフを突きつけ忠告する。

 

「おまえらを殺すのなんて簡単だ」と。この辺のランボー圧巻です。さんざんヒドイ事を好き勝手やってきた保安官達がなすすべもなく倒れていくのは少しスッキリです。その後は州警察も総動員され100人体制の山捜索にまで発展します。そんなおり、作戦本部に1人の軍人が現れます。リチャード・クレンナ演じるトラウトマン大佐です。これがカッコイイんです。冷静沈着とは彼にあるような言葉。ティーズル保安官は軍人が何の用だの勢いで大佐につっかかります。ランボーはオレの獲物だと。

 

大佐は「君たちを守りに来た」と一言。そしてランボーがどういう男なのかを語る。この辺の大佐の紹介でランボーの壮絶な背景がわかってきます。そしてランボー対州警察の対決が始まっていくという物語です。しかしこの映画の良さはアクションシーンではなくランボーベトナム帰還兵としての心の傷の描写にあります。山での戦闘後に街で暴れるランボーの叫びがそれを物語っています。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

けっこう古い映画ですが今観ても迫力あるし、見方を変えるとメッセージ性も強いです。少なくともベトナム戦争の知識があって観ないとこの作品のいい部分に気付けないかもしれません。そうでないとただランボーが暴れてるだけみたいに見えてしまう場合もあります。