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オススメ小説『図書館戦争』

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あなたが良いと思った小説と著者名を教えてください

私がいいと思った小説は有川浩さんの『図書館戦争』です。シリーズの中でも特に『図書館戦争』を今回はオススメしたいと思います。

なぜ、その小説を読むことになったのでしょうか?

私がこの本を読むきっかけとなったのは、この『図書館戦争』という本が岡田准一さんと榮倉奈々さんが主演で映画化されると知ったことがきっかけでした。 映画を観る前にどうしても、原作を読んでおいて自分なりの世界観を作っておきたかったということもあり、この本を読もうと決意しました。あとは話題になる前に実は買ってあったのですが、積読の中にあり、自分も読むきっかけを探していたということもあります。

 

そんなときに映画化が決まり、いろんなところで宣伝しているのを観てこれは早く読まなければと思ったのです。 そして、そのあとで映画を観てどういうふうに再現されているのか観てみたかったということがあります。 こんなきっかけがあって私はこの『図書館戦争』を読むことにしました。

その小説を読んで良かったと思う感想

この本『図書館戦争』はシリーズものです。全4巻で構成されていて、番外編が2巻あります。その中でもシリーズで1番初めの『図書館戦争』について今回は紹介したいと思います。 シリーズの初めのこの本では、当たり前ですが登場人物の紹介から始まります。主人公は女性で笠原郁といいます。その主人公が成長していく姿が描かれています。そして郁を厳しく教育指導する上官の堂上篤。そして、他の登場人物も魅力的な面をいっぱい持ち合わせています。

 

郁のほかにも、同室の柴崎麻子は美人で頭もいいけど、どこか何かを内に秘めている模様。郁が同室になったことによって柴崎も少しずつ変化していきます。女同士の友情も読みどころのひとつとなっています。 郁のライバルでのちに友人となる手塚光。主人公の郁とやりあいながらもどこか憎めないキャラクターであります。 他にも堂上と同じように教育指導してくれる小牧幹久。上官の玄田竜助。その個性的なキャラクターたちが作品を彩ってくれています。 この話はフィクションで日本だけど年号が違います。その年号は「正化」となっています。この日本の世界では「本を狩ること」が普通におこなわれています。それがどういうことかというと、本が公序良俗を乱しているということで、表現の自由を規制し、言論統制がされています。しかもそれは人々が全然気づかないうちにおこなわれていて、ほとんどの人は気付いていません。 その言論統制が行われている中、唯一政府に対抗できるもの。それが「図書隊」です。図書隊は団結して無残にも狩られていく本を救う存在なのです。図書隊は、「図書館の自由に関する宣言」というものを軸にして描かれています。実はこの「図書館の自由に関する宣言」は実際の図書館が掲げているものでもあります。そんなところもまた、この作品の魅力だと私は思っています。

 

しかしここで描かれているのは、本を守る図書隊だけが正義ではないということです。その描き方がすごくいいのです。登場人物が「戦う」ということに葛藤していく姿に私はすごく共感しました。しかもそれが堂々といいことだとも言わないのです。片方の一方的な主義主張を描いているかのようで、実はそうではないというところがこの本の良いところだと思っています。 そしてみんなの恋愛模様も素敵です。思わずニヤニヤしてしまいます。恋愛小説も好きな私も大満足でした。郁は高校生のときにひとりの図書隊員に助けられます。

 

そのことがきっかけとなって、図書館に勤めることになるのですが、そのきっかけを創ったのは実は堂上なのです。でもそれを知らずに反発していくふたり。過去の自分と戦う堂上。こんな素敵な恋愛小説があるのかと思うほど、恋愛の部分もニヤニヤが止まらなくなって、胸キュン必須な作品です。 戦闘とか聞くとどうしてもいいイメージはわかないけど、ライトに書いてあるのに、考えさせてもらえるというなんともいえないすごく貴重な小説だと私は思っています。この作品は私の好きな作品です。

その小説がオススメだと思う方は誰?

この小説がオススメだと思う方は、おそらく女性は結構好きだと思います。それは、恋愛模様が描かれているから。思わずニヤニヤしちゃうような恋愛ものを読みたい人にはオススメです。 男性も戦いをしながらいろんなことに葛藤していく男性の姿に共感できるものがあるのではないでしょうか。 ですのでどの方もきっと共感できるところがひとつ以上ある作品だと思います。

これからその小説を読もうと思っている方へのアドバイス

この本は上記に書いた通り4部作です。なので出来れば最後の『図書館革命』まで読んでもらって、登場人物等を好きになってもらって、その後の番外編2作も読んでもらいたいと思います。 そしてぜひこの本を読んで自分がどう思ったのかを感じてほしいと思います。 この本にはメッセージがたくさん詰まっていると思っています。それをぜひ受け取ってほしいです。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

私は25歳の女性です。今ぐんまーといわれている群馬県に住んでいます。