みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

女性の選択が増えた現代で戦う全ての人へ「アナと雪の女王」から生まれた大ヒット曲の「Let it go」がおすすめ

スポンサーリンク

なぜ、その歌が良いと思ったのでしょうか?

最初、この歌がアメリカで大ヒットしているというニュースをテレビやネットで見ていたときには全く関心がありませんでした。それまでアニメの歌に特別関心があったわけではありませんし、ディズニーファンでもありません。しかし、偶然食事をしているときにPVを見る機会がありました。1人で寒い世界で歌う女の子を見て、少し気になるようになりました。ちょっとだけ聞いてみようと思って、youtube のディズニー公式チャンネルで適当に再生してみたら、歌っていたのが松たか子さんでした。あまりのすごい歌唱力に、その日から仕事をしながら聞くようになりました。

 

「これでいいの。自分を好きになって。これでいいの。自分を信じて。」という歌詞とは裏腹に、松さんの声から「孤独や辛さ」が伝わってきました。いろいろな方がこの歌を歌っていますし、各国版などもありますが、やはり松さんの歌が一番いいと私は思います。やはり、この歌を歌う女性を演じた松さんだからこそ伝わる想いがあるんだと思いますし、そこまでこの女性の孤独な気持ちを歌い上げる松さんは、さすが大女優さんだなと思います。

 

私は映画は見てませんし、どんなストーリーなのかも知らないのに、涙が出てきたこともあります。ストーリーを知らない人にこれだけ届く歌があるんだと松さんのすごさにも驚きましたし、松さん演じる女性が1人で頑張っている現代の人たちと重なりました。特に、女性はライフスタイルがどんどん変化をしているときで、孤軍奮闘しなければならなかっったり、誰かに助けてもらいたくても頼れなかったりする人が多いのではないかと思います。歌だけで聞くとちょっと何のことなのか分からなかったりするので、是非動画を見ながら聞いていただきたいと思います。

 

その歌がオススメだと思う方は誰?

 

この歌はアニメ用に作られた歌ですが、是非現代に生きる大人に聞いてほしいと思います。何度も何度も聞いているうちに、この歌を歌う女性に「1人で頑張らなくていいんだよ。」と声をかけてあげたくなります。現代の孤独な中でも奮闘する特に女性の気持ちを代弁したような歌で、そこに共感する人も多いとは思うんですが、不思議と聞いているうちにそんな人を励ましたくなるような、「そんなことないよ。」と言ってあげたくなるような歌です。

 

これからその歌を聴こうと思っている方へのメッセージ

 

どうか、アニメソングだという考えを捨てて動画を見ながら聞いてほしいと思います。女性だけでなく、女性の変化に伴って男性のライフスタイルも大きく変化している現代です。私たちの考え方も多様化し、世界中の人とのコミュニケーションが以前より容易になりました。生活がどんなに便利になっても、変化をしても、人の寂しさや孤独を救えるのはやっぱり人なんだとこの歌を聞いて改めて思いました。

 

歌の最後が「少しも寒くないわ」という歌詞で終わるのですが、強気な顔でその歌を歌う女性は、とても寒そうな氷でできた宮殿へ入っていきます。それが「少しも辛くないわ」「少しも寂しくないわ」と言っているように感じられます。でも、そう言いながら辛い場所、寂しい場所へ向かっていくのです。本当の自分を、ありのままの自分をさらけだすことができたけれど、周りには誰もいなくなってしまったのです。私たちは誰でも人の前では本当の自分を少し隠して過ごしています。

 

人によっては本当の自分を知られることで周りから批判されたり、偏見の目で見られてしまうこともあり、いつ他人に本当のことを知られてしまうのか怯えて暮らしている人もいるでしょう。それならば1人になって本当の自分をさらけ出せる場所だけで生きていこうというのも1つの考え方だとは思います。

 

しかし、そこには彼女と同じ「辛さ」「寂しさ」が伴います。「自由だ」「平等だ」と言っても、まだまだそのように人間全員が本当の自分やありのままの自分をさらけ出して生きていけるわけではありません。そして、さらけ出してしまった人は時に彼女のように人の輪から閉め出されて、1人の世界に閉じこもってしまいます。十人十色というように、私たち1人1人が本当に違った個性を持っていますし、全ての人が自由に生きるのはとても難しいことです。

 

社会を営む以上、ある程度は集団に合わせなければなりません。でも、誰もがありのままの自分を出して、自分に嘘をつかずに生きたいという願望を持っていると思います。この歌はそんな苦しいジレンマを持った現代の人を象徴しているかのような歌です。ただの劇中歌だとは思わずに聞いてほしいと思います。ストーリーも知らない映画の歌にここまで夢中になったのは自分でも意外です。これを書いている今もまだ見てはいませんが、近いうちに見て、また改めてこの歌の持つ奥深さを感じてみたいと思います。

 

プロフィール

漫画や小説、映画、ネットなどが好きで、お休みの日は家で1人のんびり過ごしています。仕事も家でする時間がやや長いので、youtubeなどでよくいろんな音楽を聞くことが多いです。