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みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

「お金がない!」は最高のドラマ

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なぜ、そのドラマが良いと思ったのでしょうか?

ものすごい貧しさのなかでも明るさと希望を失わない 3兄弟。長男役の織田裕二さんが、持ち前の明るさと前向きさ、そして機転を利かせて、どんどん成長し、成功するサクセスストーリーです。  おもしろいのが、上りつめて「ハッピーエンド」という単純なつくりではなく、一度頂点を極めた後に再びどん底に落ちるんです。そこで、自分が成功したことで見失っていたこと、おろそかにしていたことなどに気づき、本当に大切なのものはなんなのか?を理解し、二度目は回りを見ながら、自分のペースで成功するために1から出直すところで話が終わるところが素晴らしいのです。  

 

ありきたりな、主人公が成功して「めでたしめでたし」で終わってしまっていたら、ここまで高評価にはならなかったと思います。注目すべきは、これがバブルの時の作品だということです。日本中がよくわからない波にのって、お金至上主義に走っていた時、成功した人が失ったもの・大切にしなかったものの価値の重さを訴えるところで奥が深いですよね。  

 

また、脇役の人たちもとても味があってよいんです。兄弟を追い掛け回す借金取り役に 今井雅之さんと高杉亘さんがいるのですが、彼らが借金返済を迫りながらも憎めない人の好さを出していて、なぜだか話がすすむほどに好きになっていってしまいます。とくに高杉さんが、こわもてなのに兄貴の今井さんには頭が上がらず、ちょっと間抜けでお人よしなところはとてもかわいらしかったです。  

 

兄弟を陰ひなたになって応援してくれるのが、松崎しげるさん、財前直見さんの兄妹です。居酒屋を運営している松崎さんが、3人を暖かく見守って、そして時には叱り、励まし、黙って支える頼りになるお兄さん役でした。妹の財前さんは、ちゃきちゃきで裏表がなく、さっぱりとした女性で、主人公である織田裕二さんをはらはらしながらも支え、下の二人の幼い兄弟の面倒をみたりして、まるでお母さんのようなあたたかさでそばにいる役でした。    

 

織田裕二さんを長男とする3人兄弟役の下の幼い弟役二人もとてもかわいかったです。兄を頼りながらも、兄に心配をかけまいと幼い二人で我慢したり、こらえたり、耐えられなくなって思いをぶつけたり、と深い兄弟愛にも感動します。どんどん出世して、忙しくなっていく兄に甘えたいのに甘えられない。貧乏だったころは、たしかにお金もなくてごはんもまともになくて、汚い服を着て、周りから「びんぼーにん!」とからかわれて悔しい思いをしていたけれど、3人が寄り添って居られた。兄が出世してお金持ちにはなったけれど、兄はどんどん遠くなり、心は寂しくなるばかり。 

 

本当の幸せってこれでいいの?と最初に気づいたのはきっと彼らだったのだと思います。子役なのに素晴らしい演技で涙なしには彼らの姿を見ていられなくなりますよ。  同僚に東幹久さんも出ています。最初はこの人が苦手だったのですが、ハイスペックだけれど不器用で、そんなぎこちなさを熱演していました。財前さんを好きな役で、なかなか気づいてもらえないのも不憫でしたね。その財前さんはもちろん織田裕二さん演じる主人公が好きで、そういった恋愛もコミカルながらも複雑で面白い内容となっていました。  

 

さらに、もともと上流階級のビジネスマンとして、主人公が勤める保険会社の社長に石橋凌さん、直属の上司となる部長に高樹沙耶さんが出演しています。彼らの嫌味のないセレブっぷりは見ていてたしかにあこがれを抱いてしまいます。底辺の主人公たちが暮らす世界とは全く異なり、これが同じ日本なのかと不思議な気持ちになるほど格差があります。その世界に入るために主人公は頑張るのですが、その世界に実際に入ることができても、本当の幸せはここにはないと気づく展開も素晴らしいですよ。  

そのドラマがオススメだと思う方は誰?

 バブル時代に、日本人が忘れてしまった何かとは?本当に大事なものはなんなのか?家族とは?などさまざまな問題提起をコミカルにでもストレートに伝えてくれる素晴らしいドラマです。 このドラマをお勧めしたいのは、今、同じようにお金を追求してまわりの人とのつながりを持てない方です。お金は確かに大事だけれど、回りの家族や友人とのつながりや絆はそれ以上に大事なものなんだよ、というのをこのドラマを通じて、改めて思い出せると思います。

これからそのドラマを観ようと思っている方へのアドバイス

 「お金がない!」はちょっと古いドラマですが、第一話からぐいぐいスピード感があって話が進んでいくので、絶対に途中で見飽きることはないと思います。忙しすぎて疲れている方も、ちょっとリラックスした気持ちで、織田裕二さんや東幹久さん、松崎しげるさんなどの色の黒い人たちの熱演をご覧になるとよいと思います。ビール片手に、休みの日にごろごろしながら見て、今の自分のあり方やこれからの働き方を考えるきっかけになさるとよいと思います。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

 30代女性です。夫婦と子供二人の家族で、猫と犬も飼っています。最近は子供が川からとってきた魚も加わりました。ドラマが好きでよく見ています。