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「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」おすすめの映画です

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あなたが良いと思った洋画を教えてください

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち  ガス・ヴァン・サント監督

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?

主人公ウィル役にはマット・デイモン、親友のチャッキー役にはベン・アフレック、恋人のスカイラー役にミニー・ドライヴァー、ここまでは当時まだ名の知れていない若手が続きますが心理学者のショーン役に大御所のロビン・ウィリアムズが出ています。他にもベン・アフレックの弟なんかも出演しています。こんな感じでキャストに関しては若手揃いで斬新です。そしてメインキャストであるマット・デイモンベン・アフレック、実はこの映画の脚本も書いています。

 

2人は幼なじみでここまで2人で頑張ってきた仲で、今回の成功を元にデビューしていくことになります。まさにアメリカンドリームですね。 マサチューセッツ工科大学の数学教授ランボーは学校の掲示板に数学の難問を掲示して生徒達に挑戦させます。ランボー教授自身は数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞するほどの人物。しかし翌日、あっけなくその問題は解かれてしまう。教授は生徒達を集め解いた者は誰かと問うが生徒達の中には誰も居ないことがわかる。教授はさらなる難問を掲示板に書く。教授陣が2年がかりで解いた問題だった。しかしそれもあっけなく解かれてしまう。この問題を解いたのはなんと大学で清掃のバイトをしていたウィルだった。孤児としてスラム街で生まれ育った境遇で仲間のチャッキー達とケンカに酒にといわゆる不良少年レッテルの中での日々を送っていた。このことに気付いた教授は暴行事件で収監直前だったウィルの窮地を救い、ウィルの才能をもっと活かすためにとセラピストや就職先を紹介することになる。そして教授と共に数学に携わるよう勧める。しかしウィルは次々とセラピストや面接などをあざ笑うようにあしらっていきます。実はウィルには暗い過去があり、子供の頃義父に虐待を受けたり他の子供にいじめられたりという経験がありました。

 

そのせいで彼は他人に心を開かず、社会や大人達には壁を作っています。行き詰まった教授は友人で心理学者のショーンに助けを求める。ショーンはウィルと同じく心に傷を負った人間。彼との対話を通してウィルは心を開いていく道を歩き出すことになる。 現在仲良く出来るのはいつも一緒に居る仲間達だけという状況です。この不良仲間達っていうのはウィルにとってとても安心出来る居場所だな~というのがよく分かります。皆ウィルの過去なんて詮索もしないし毎日楽しくバカなことやっている。くだらないことでお互いケンカもするところなんて本当にガキの頃の悪友みたいな感じです。

 

ウィル自身も自分に対してひどい仕打ちしかしてこなかったこの世界や社会自体を憎んでいるような雰囲気があります。だから自分の傷に触れる者や邪魔をするものには容赦なく動きます。偶然にも街のバスケットコートで見かけた男は幼少時代にウィルを虐めた奴だった。ウィルは車から飛び降りると真っ先に突っ込んでいき容赦なくぶん殴ります。そして仲間達も躊躇することなくウィルに続き大乱闘です。ウィルにとってはこんな時、理由も聞かず一緒に危険を冒して助けてくれる仲間が本当に好きなんだなと思います。逆にウィルが助ける場合だってあります。酒場でチャッキーがハーバードの女の子をナンパしていたら男子学生が来てしまいます。

チャッキーが自分も同じ大学の生徒だと言う嘘につけ込んでからかってきます。学部はどこだ?専攻している学問は?「ぼくの何々に関する見解はこうだが、きみの見解はどうなんだ」なーんて事を聞かれてチャッキーはフリーズ。男子学生達もにやにやとしている。そこにウィルが入ってきて言います。「今言ったことは○○の本の何ページに書いてあることだ、ここですべてその本を暗唱してくれるのか?」と、さらに「次は○○の本を引用しておまえはこういう見解を言い出す、その後はまた○○の本、、、。」と論破。

 

男子学生も応戦「それでもオレは出世しておまえは底辺のままだ!」と開き直る。ウィルは「自分の頭でものを考えてるぜ」と失笑。。最後に「おまえみたいな奴は50年後に気づくだろう。「人の物を盗むな」ってことをと締めくくる。その後チャッキー達もまるでケンカに勝った時のようにはしゃいで歓喜する。「オレのダチは頭がいい」って誇らしく捨てゼリフしちゃいところがまたカワイイ。こーゆーのってウィルも嬉しいと思う。ここで出会うことになったハーバードの女の子スカイラー。ウィルと付き合うことになる。スカイラーもまた変わった魅力の持ち主で明るく物怖じしない性格はユーモアに溢れていてウィルとの距離をぐんぐん縮めていきます。

 

交際が進み深くなるにつれスカイラーも不安になってきます。それはウィルの家族や人生に関することになるとまったく真面目に相手をしてくれないからだ。スカイラーも本気だからもっと深くウィルに近づきたい気持ちで詮索したりするがついにウィルの傷口に触れてしまう。激怒するウィルにスカイラーは問う。「愛しているならそう言って、そうでないなら私はあなたの人生から出ていく」と。ウィルは「愛していない」とズバッと言って去る。 ショーンとのカウンセリングは続けていたウィル。ショーンだけは他の大人と違ってウィルに対して真剣に接してくれる。ウィルがけしかけたりあざ笑ったりとしたこともあったがショーンは本気で心配もするし本気で怒ってくれたりもした。

 

だからウィルも今日まで来ていた。しかし心は開けずのままである。そして最後のカウンセリングの日になる。ショーンは今までのことやウィルに対してのことなど一通り話しあったあとに言う「君は悪くない」とウィルも「分かっている」と。しかしショーンは「いいや、君はわかっていない」と言う。立ち上がりウィルを捕まえて私の方を見てとウィルに目を向けさせて何度も「君は悪くない」と。ウィルが何度もわかっていると言っても何度も。

 

もうやめろとウィルが叫んでも言い続ける。とうとうウィルは耐えきれなくなりショーンに抱きついて泣いてしまう。自分の辛さを理解してくれて許してくれる存在に心が緩んでしまったように。ショーンは自分の子供を抱くように頭をなで抱きしめている。とても感動するシーンです。強がっていた天才はまだ子供だったし、本当の愛に飢えていたことに気付かされるシーンでした。そしてウィルはスカイラーを追いかけていく決心をして旅立っていきます。

その洋画がオススメだと思う方は誰?

未成年の頃に観てほしい映画ですね。

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス

一字一句、1シーン1シーンを逃さず観てほしい映画ですね。

カンタンな自己紹介・プロフィール

東京都在住、男性、34歳、会社員 80年代~90年代の映画が好きで今でも映画館は日課です。 今年はまだいい映画になかなか当たらなくて残念です。