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みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

ミステリーサスペンスのホープ綾辻氏のスマッシュヒット作「暗闇の囁き」

小説
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あなたが良いと思った小説と著者名を教えてください

・小説タイトル:暗闇の囁き ・著者名:綾辻行人

なぜ、その小説を読むことになったのでしょうか?

この小説を読むきっかけとなったのは、小説ではミステリー系が好きな家内が大手中古本売買店で「タイトルからおもしろそうだと思って」と言うことで購入してきたことがきっかけでした。 計5、6冊程度購入していたと思いますが、家内がそれらの本をどさっとテーブルの上に置いた時、その本の中でひときわ目を引いたタイトルが「暗闇の囁き」だったのです。

 

まず暗闇という言葉から怪奇或いは恐怖感を煽る雰囲気が漂っていましたし、それに加えて「囁き」と続いていたものですから、「暗闇での囁き声が聞こえてくるとなれば、その声はうめき声か、引きつった笑い声か、それとも」といった感じで、単純なミステーではなくホラー色が十分感じれるそのタイトルに、映画の中でもホラー映画がすきな私は無性にその本が読みたくなり、読み始めたというのがきっかけです。 従って、小説のことも著者である綾辻行人氏に対する情報も全くない状態だったのです。

その小説を読んで良かったと思う感想

まず最初数ページを読んだところで、スプラッタームービーのようなシーンの描写から始まったので「あまりグロいのはどうもなあ・・」と思って読み続けることをどうしようとかと思いましたが、せっかく手に取ったのだからと思い直し読み進めると、ぐんぐんぐんぐん引き込まれてしまい、一気に読み上げてしまいました。

 

小説の前半は謎が謎を呼び、このシーンはこの後どのようなことを意味するのかといった謎めいた展開中心で、何が起こっており、またこれから何が起ころうとしているのか、想像をかきたてずにはおられない展開ですすみますので、続きというかこの後どうなるのかが次の展開が知りたくて知りたくてしょうがなくなるといった感じでした。 一方小説の後半ぐらいから、一つ一つ謎となっていた点が徐々に繋がり始め、「そういうことだったのか」と驚愕と納得の連続といった感じで展開しますが、一部の小説にあるような強引なこじつけ、或いはその謎を読者に説明するためだけに、無理矢理登場人物に語らせると言った無理な展開はありません。

 

つまりストーリーそのものは悲劇的なテイストですが、謎解き部分は消化不良感や物足りなさといったことは感じずに、非常にすっきり感のあるミステリーに仕上がっています。 そのような抜群のバランスも、多くの読者を引きつけて放さない本小説の魅力と言えるでしょう。 但し、1点だけどうしても不可解なシーンが残ってしまいました。それはオープニングの壮絶な殺人現場が描写されたシーンですが、ネタバレにはならないのでこの点だけ注釈しますと、実はこの著者の他の小説の内容へと繋がる「予告」のようなシーンであるとのこと。

 

つまり、このシーンの結末は綾辻行人氏の他の小説で明かされるという、何とも商売上手な小説家だと思いましたが、ネットで調べなければこのことが理解出来ませんでしたので、この点は唯一この小説の大きな不満とはなりました。 が、そのシーンだけが消化不良とはなったものの、全体としてあれだけの様々な謎をちりばめながら、それらを巧に、そして自然に登場人物の「そうなったら、そう行動するだろう」と予測出来る自然な展開の中で見事に明かしながら、ラストのシーンまで読み進めさせたこの小説と綾辻行人氏には称賛を送りたいと思いました。

その小説がオススメだと思う方は誰?

ミステリー小説が好きな方は、ぜひオススメです。ホラー映画やスプラッター映画が好きな方にもオススメで、そのような方々はオープニングのシーンで一気に引き込まれることになること、請け合いです。 一方、小学生の兄弟がこの小説で実に重要なポジションを担っているのですが、小学生にはやや描写がきついかも知れません。PG13といったところで、中学生以上が読者対象と言えるでしょうか。

これからその小説を読もうと思っている方へのアドバイス

この小説を読むまでは、綾辻行人という作家のことを恥ずかしながら知りませんでした。しかし、この小説のお陰で彼のことを良く知ることになり、またファンにもなりました。従って、綾辻行人を知っている人は勿論、知らない人であっても十分楽しめる小説だと思います。

 

また、少し気になったこととして、私見ながらブックカバーに記載されてあったこの小説のあらすじはややネタバレ感が強いと思いました。少なくとも自分はこのあらすじを先に読んでしまったら、童話の一節のように語られるフレーズの意味が何となく先にわかってしまい、どういう意味だろうと考える楽しみが無くなっていただろうと思いました。 従って、この小説はあらすじは読まない状態で読書されることをオススメします。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

性別は男性で、年齢は50代、会社を経営しており家族構成は妻と子供の3人で神奈川県に在住しております。