読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

曲「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」が好き

スポンサーリンク

あなたが良いと思える歌を教えてください

曲名とアーティスト:ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード/ザ・ビートルズ(以下、敬称を略させていただきます) 作詞・作曲:レノン・マッカートニー、歌・ピアノ:ポールマッカートニー、6弦ベース:ジョンレノン、ギター:ジョージハリスン、ドラム:リンゴスター、ハモンドオルガン:ビリープレストン、オーケストラとコーラス プロデューサー:フィルスペクター、ビートルズの公式アルバムはジョージマーティンですが、アルバム「Let it be」はフィルスペクターです。

なぜ、その歌が良いと思ったのでしょうか?

ビートルズというより、ポールマッカートニーの曲と言ってもよいこの曲はまず楽曲の美しさや完成度の高さ、漂う郷愁感や歌詞の内容に心を奪われました。私事で恐縮ですが、思春期で多感だった頃に初めてこの曲を耳にいたしました。 アレンジ、特にコーラスとストリングスの部分を巡り、ポールは納得せず、解散へより進むこととなった原因の1つとされております。

 

一方、ビートルズのスタジオ・ワークと並行して作られたドキュメンタリー映画のサウンドトラックとしての意味を考えると確かに企画とは違うように私は思います。 しかしその後、この曲に仕掛けられた音楽的工夫の数々に私は気づきました。和声学的にも素晴らしいと思います。 本日はここを中心にご紹介させてください。 イントロが無く、唐突にボーカルから始まる曲です。

 

ポールは時々この歌いだしをします。ヘイジュード、フール・オン・ザ・ヒルでも使われております。 この曲はⅥmから始まりⅠで解決(エンディング)します。そうすると、まず「マイナーの曲、それともメイジャーの曲なの?」ということになりますが、音楽理論的にはメイジャーの曲と解釈した方が良いと思います。 つまりダイアトニックコードの並び替えが行われ、マイナーの曲の様にリスナーにフェイクさせてメイジャーで終了するのです。まず第2音目(long)がⅥmの第3音・短3度になります。いかにもマイナー曲ですね。

 

続く2小節目がⅣになります。ここでⅣの9thの音が一番低音となります。通常は高音に9thを持ってくるのですが、ポールは反対の方法をとります。 ギターを弾くとこのパターンに合いますが、ポールはピアノの低音部に持ってきております。(最初は、ギターで作曲していたのでしょうか?) 8分休符・8分音符・4分音符・8分音符・付点4分音符、(タ・ターン、タ・ターァン)という部分です。 ジェフベックとロッドスチュアートの「ピープル・ゲット・レディー」、ジョンレノンの「ハウ?」などでも使われております。

 

ポールも他の作曲家からの影響かもしれませんが、このコード感とリズムを決定づけた感じがいたします。 また「to your door」の「your」の部分はⅠ7のブルーノートが使われております。この辺りもポピュラーミュージックのように聞こえながらも、ロックミュージシャン・ポールマッカートニーのこだわりと言ってよいでしょう。 サビの部分は、ザ・ビートルズホワイトアルバムに収録されている、I willのサビの部分とほとんど同じです。ポールお得意の節回しということでしょう。

 

そしてサビの裏で聴かれるオブリガード、間奏部分はJ・S・バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」を感じさせます。作曲技法としては対位法であり、長く曲がりくねった道をゆっくりと上昇していく感じは、宗教曲の「救済」を思い起こさせます。 この様に一つ一つは小さくても随所に工夫が施されております。これらを構成・構築させるポールマッカートニーはやはり天才です。

その歌がオススメだと思う方は誰?

この郷愁感はポールのビートルズへの想いもあるのでしょうか? どこかへ出かけた後やっと戻るということを感じさせる歌なので、恋人や家族あるいは紆余曲折のあった人生の中で最後に故郷に戻る。 この様な想いを感じている方に聴いていただきたいです。 またビートルズを研究してみたい方へのきっかけになれば幸いです。もっと専門的・学術的な参考書もありますので、その時は、今度は教えて頂きたいと思っております。

これからその歌を聴こうと思っている方へのメッセージ

もしこの記事をお読みになり、初めて聴こうとなさる方がいらしたらすごくうれしいです。そして楽譜やコード譜がありましたら、ご一緒に見ながら聴いてください。より面白くなります。それから楽器をなさる方は是非チャレンジなさってください。 最後に、今世界中で大きな事件や事故、内戦や飢餓が起こっております。 これはビートルズの変わらぬ願いであり、同じく世界中の人々が切望していることではないでしょうか? 平和な世界を願わずにはいられません。 ご参考にして頂ければ幸いです。ご一読ありがとうございました。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

東京多摩地方に在住している50代の男性、職業は会社員です。妻と二人で暮らしております。楽器はギターとクラッシックピアノを習って来ました。