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後世に聴かれていって欲しい!槇原敬之さんの大ヒット曲「もう恋なんてしない」

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あなたが良いと思える歌を教えてください

私は音楽が好きでロックやポップスを中心に今まで数々の歌を聞いてきましたが、その中でもベスト3に入る曲が槇原敬之さんの大ヒット曲である「もう恋なんてしない」です。私が34歳ですから、この曲が発売された1992年、当時の私は小学6年生でした。そのころの私はやっとCDラジカセなるものを親に買ってもらい、初めて購入したCDがこのもう恋なんてしないです。今振り返ってみると、小学6年生とは思えない実に渋い選曲だったと思いますが、親の影響で幼少期からどちらかと言えば哀愁の漂う曲ばかりを好んで聞いていた私にとっては当然の選曲だったのかもしれません。

 

なぜ、その歌が良いと思ったのでしょうか?

 当時の私は、ただ単にメロディーラインに惹かれたのと、何となく流行っていたから買ったわけですが、それでも必死に歌を覚えようと毎日CDラジカセにCDをセットし、飽きるまで聴いていました。学6年生ですから当然詞の意味などほとんど理解しておらず、何を歌っているのかは雰囲気でしかわかっていませんでした。それでも、私はこの曲がとても好きでした。

 

 そして、今大人になってから改めてこの曲を聴いてみると、この曲がどれだけ奥深い曲なのか?ということが身に染みてわかりました。この曲はサビ部分がとてもまどろっこしい言い方になっているのが特徴的ですが、どうしてそんな歌詞になっているのかが、大人になってからやっと理解できました。

 この曲は、男性が女性に逃げられてしまったことを歌った言わば男性の失恋ソングです。そんな男性が失恋をしてしまったとき、普段の生活がどのように変わったのか?を、具体例で歌詞にしています。その体験がピタリとアテはまる人はなかなかいないかもしれませんが、槇原敬之さんが伝えたかったニュアンスは十分伝わり、男性のセンチメンタル加減がとても上手く表現されています。

 

 それは、歌詞の2番へも続いていき、男性が失恋するとこんな感じになっちゃうということを淡々と歌っています。しかし、曲が進むにつれて別れてしまった女性と恋愛をしたことは決して間違いではなかったと、歌詞の中の男性はとらえるようになります。そして、恋愛で痛手を被ったからもう恋愛をしないのではなく、再度素晴らしい恋愛をしてみたいんだと、ちょっと強がりも含めて歌い上げるのです。

 

 ですから、この曲は失恋をしていて恋愛に対して何ら希望が持てない男性に対してとてもオススメできる曲です。最初は失恋したらこんな心境になるよねと失恋者を慰め、サビに向かうに連れてそれでもこれから頑張って恋愛をしていこうと、いつの間にか励まされる応援歌になっているのですから、槇原敬之さんがいかにこの曲を大事に丁寧に作ったのかということがわかります。

 

その歌がオススメだと思う方は誰?

 大人になれば、あまり恋愛経験の少ない人でも恋愛をし、失恋をして心が傷つけられることがあります。そんなときには、ぜひともこの歌を聴き、恋愛とは一体何なのか?ということについて考えて欲しいです。この歌は、思いきり男性視点で歌われているので、恋愛に悩んでいる男性にはぜひとも聴いて欲しい曲です。

 

 曲を聴いたからといって恋愛に関するすべての問題が解決するわけではありませんが、曲を聴くことによって勇気をもらったり、元気がわいてきたり、次の恋愛に関するヒントを得たりなど、曲から受ける影響力というのは意外と大きいものがあります。事実、私が失恋をしたときはこの曲を聴くことによってとても勇気付けられました。

 

 もう恋なんてしないほど、一文一文の歌詞が心に突き刺さる歌はそうそうありません。この作品は槇原敬之さんがまだだいぶ若いころに発表した曲ですが、よくぞここまで男性の心がわかっていたと、私はとても感心しています。

 ですから、もしもこれからこの歌を聴こうと思っている人がいたならば、その歌詞の1つ1つを聴き逃さずに、自分の中でしっかりと消化して欲しいと思います。曲には槇原敬之さんがそのときに込めた魂が宿っていますので、それをぜひとも感じ取って欲しいのです。

 それは、決して難しいことではなく、心をまっさらにして素直に受け入れれば、自然と歌の意味や伝えたいことが伝わってくるはずです。そうして、伝わったことが心に響けば、この曲を聴く前と聴いた後できっと自分自身に変化が表れるはずです。その変化は、自分の人生において必ずやプラスになってくれるはずで、それがこの曲を聴いた意味になるのではないでしょうか。

 

 私はこの曲を聴いたことで無事に失恋から立ち直ることができますし、きっと私以外にもそうして良い効果が出た人はたくさんいると思います。そして、そんな曲だからこそ私のみならず大勢の人から「名曲」と賞賛されているのだと思います。いかに何年も前の曲でも名曲は色褪せないのだということを、この曲には感じます。ですので、いつまでも後世に聴かれていって欲しいと私は強く願っています。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

 

私は34歳男性、東京都で一人暮らしをしているフリーランスのライターです。