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みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

SMAPとスガシカオさんが歌う「夜空ノムコウ」は良いです

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なぜ、その歌が良いと思ったのでしょうか?

私は東京での大学時代、大手マスコミ会社に就職することを希望していて、実際何十社も応募しました。特別な能力もないわりには、どこから来る自信なのかもわからずに、当時付き合っていた彼女や友人たちに、自分がそうした会社で成功することを、お酒を飲んだ席などでとうとうと語っていたのでした。

 

なんとか最終に近い面接までに数社たどり着くことはあっても、内定まではいただくことができず、私は不安感と焦りでいっぱいになりました。競争率がただでさえ高い業界で、なおかつ大手となれば、合格確率はとてつもなく低い数字になります。私は安全策という「妥協」を考え、応募先企業の幅をどんどんと広げていかざるを得ませんでした。 私は長男です。

 

大手マスコミ会社に入社できないのなら、地元に帰る気持ちだけは持っていたため、東京での就職活動と地元での就職活動を並行して行ない、結局は地元にある老舗広告代理店に入社したのでした。 東京から地元へと帰る際も、私は彼女や友人たちに希望や夢ばかりをいつも話していて、今思えば現実をあまり直視できていなかったのかもしれません。

 

その後、自分が思い描いていたようなオシャレな広告代理業とはまったく違い、地元の地味な側面も多々ある広告業に違和感を持ち出し、夢と現実との暗闇のようなギャップに、まるで吸い込まれて落ちていきそうになりました。 その後も紆余曲折はありましたが、大学時代にはまったく考えもしなかった小売業に転職し、広告制作と販売戦略立案を行うようになりました。

 

そして、数年前、全国区の広告賞をいただくことができ、大手広告主と大手広告代理店が集うその広告賞の授賞式で、私は地方の中小企業の広告制作担当代表者として、同じステージに立ったのでした。 夢や希望ばかりを周りに語っていた大学当時の自分に会えたとしたら、「ほんの少しだけ夢に近づけたかな?」と語りたい気分になり、その日の夜、なにげない気分でSMAPの『夜空ノムコウ』を聴いたのでした。

 

「あの頃の未来にぼくらは立っているのかなぁ」そんな歌詞に私はジンと感じ、思わず涙してしまいました。当時付き合っていた彼女とはいっさい連絡もしておらず、今は地元で知り合った妻と、二人の子供をもうけました。

 

大学時代からすると体重も増え、顔のしわも増えました。かっこいい中年の広告マンを当時は理想としていただけに、そうしたギャップにも、この歌のメッセージが私にはズシンと来るのでした。 昔の生意気で青臭かった自分をあえて忘れないためにもこの曲をいまだに聴くのですが、だからこそ自分にとって大切で大好きな曲なのです。

その歌がオススメだと思う方は誰?

家庭を持ち、自分の夢などとはかけ離れたところで家族のために必死に働いている、40代から50代くらいの方々には特にオススメだと思います。 誰しも昔はあれもしたい、これもしたいといった夢があったと思います。

 

しかし、時が流れていく中で、自分が置かれた社会的責任やいろんな環境が変わり、夢に反したようなことをせざるを得なかったり、やりたくないこともやらないといけなくなります。ふと冷静になって我を振り返ったとき、どこまでの自分をそのまま受け入れることができるのでしょうか。

 

この歌の歌詞に出てくる「すべてが思うほどうまくはいかないみたいだ」というところには、どこかホッとしてしまい、同世代がこの時期に感じるある種の空虚感にたまらなく共感してしまいます。 この歌は10代から30代の方々には、まだまだわからず、メッセージもズシンと来ない歌なのかもしれませんが、40代以上の方々にはこの歌の重みが必ずわかるため、とてもオススメします。

これからその歌を聴こうと思っている方へのメッセージ

何も不自由もなく、特に大きな失敗もなく来られた方々には、この歌もあまり響かないかもしれません。そうではなく、挫折や苦労をしてきた方々にはこの歌のメッセージが非常によく伝わるはずです。 この歌の最後には「夜空の向こうにはもう明日が待っている」と歌われています。

 

私には、時に振り向き、立ち止まりながらも、まだまだゆっくりはしていられないよといったメッセージにも聴こえてきます。 40代や50代の方々は、先が見えない将来に不安を覚えることも多々あるかと思います。この歌を歌うSMAPスガシカオさんも同世代です。しかし、現状に留まってばかりではいられません。夜だと思っていても、やがてすぐに朝は来てしまうのです。ともに頑張っていきましょう。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

私は43歳の男性会社員で新潟県に住んでいます。妻と小学3年生の娘、それから小学1年生の息子とともに暮らしています。小売業の会社に勤め、自社広告の制作や販売戦略の立案等を行なっています。