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みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

20年間放送され主演者達の成長が見れるドラマ「北の国から」

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なぜ、そのドラマが良いと思ったのでしょうか?

 フジテレビ系列で、連続・スペシャル版と合わせて1982年から2002年まで20年間放送された、日本ドラマの金字塔とも言える作品です。長寿日本ドラマと言えば、他にも「渡る世間は鬼ばかり」や「金八先生」などもありますが、私が大好きなのはこの「北の国から」です。舞台は、北海道・富良野

 

今ではラベンダー畑が有名な観光地にもなっていますが、きっかけはこのドラマで有名になったからです。あの大自然を毎度魅せられては、観光地になってしまうのもうなずけるエピソードです。  連続ドラマの第一話は、まだ小学生の黒板 純と蛍の兄妹が、父の五郎に連れられて、大都会東京からこの富良野に引っ越してくるところから始まります。新しい住まいとなる家は、電気もガスも水道もなく、とても「家」とは言えない状態の「小屋」でした。当然、都会生まれの幼い兄妹は、茫然をしてしまいます。

 

殊更、兄の純はテレビも電話もないような環境を受け入れるのに、妹の蛍よりも相当長い間葛藤します。その葛藤の姿や富良野での生活の様子が、純が東京のガールフレンドにあてた手紙の形で語られるのですが、この語り口調が生意気な都会の小学生をうまく体現していて面白いのです。そんな子供たちをよそに、自分の郷里に帰ってきた父・五郎は、ここに台所を作ろうとか、ここを寝床にしようなど楽しそうにしているのです。

 

 そして、ドラマの回数が進むごとに、彼らは火をおこし、自然の力を利用した電気をつけ、山の沢から水を引きます。その体験のひとつひとつが、子供たちの成長の糧となっていきます。  文明とかけ離れた生活を余儀なくされていたのか、望んでやっていたのかはさておき、黒板家にはいつもお金がありません。

 

毎度のごとく、お金に苦労する場面が出てきますが、それを「悲惨」と感じさせないのは、自然の厳しさの中でたくましく生き抜く富良野の人々の姿と、お金では得ることのない大自然の恵み、美しさ、それに比例するかのような、父・五郎の子供たちに対する大地のような温かさ、愛情など「貧困」を飲み込む大きなテーマがそこにあるからです。  

 

黒板家の小さな家族の歴史を通して、環境に支配されない「生きることの素晴らしさ」を教えられる完璧な人間ドラマだと思います。そして、この黒板家をとりまく人物たちもとても魅力的です。五郎の従兄で共同牧場を営む北村清吉、その息子の草太は、純や蛍のお兄ちゃん的存在で、しょっちゅう黒板家を訪れては騒いで帰っていくちょっと口の軽いお調子者です。

 

五郎の同級生・中畑や、純の親友である正吉、その母、そして超頑固者の祖父などがいます。純たちが通う小学校分校の女先生も、理由ありで都会からやってきている設定であるところが、都会と田舎の対照的なコントラストを上手く表現する手段の一つとなっています。この物語には、いつも「都会と田舎」「貧困と華やか」という格差が暗い影を落とし、そこがまた時代のリアリティが追求されていて、観ていて現実であり、作り物の空々しさがないドラマの魅力のひとつでもあるのだと思います。

 

事実、東京で暮らしていた頃の五郎は、東京の人間の考え方についていけない部分が多々あり、都会の女であった妻の令子とも、令子の不倫が原因で離婚してしまいます。またそれとは逆に、令子の妹、雪子は、東京から富良野に移り住み土地の人となるまで、かなりの時間を要します。仕事が少なく、都会へ出稼ぎに行く人が少なくない北の国の人達にとっては、これもまた避けては通れない試練なのかもしれません。

 

こうした北国の舞台と、開墾時代の歴史を知る人々まで含めた各世代の人々を軸に、20年間という長い人生を綴ったライブラリーなドラマは、他に類をみない、超大作で、もはやドラマの枠を超えた秀作だと思います。 そして、これもまた大ヒットした、さだまさしの主題歌をバックに、ひとしきり癒されたくなるのです。

そのドラマがオススメだと思う方は誰?

現実の生活に疲れた方。お金で苦労されてる方。子育てに悩んでいる方。自然が好きな方などにオススメです。

これからそのドラマを観ようと思っている方へのアドバイス

このドラマは、生きることの素晴らしさを、根本から教えてくれるドラマだと思います。人が人生の上で受ける試練や苦労は様々です。それに打ち勝つだけの精神のあり方も様々だとは思いますが、物事に対する考え方の、ひとつの例として観て頂ければ良いと思います。

 

五郎さんのような同じ生き方は出来ないかもしれないけれど、明日への糧となることは間違いないでしょう。子供さんのいる方も、良い子育ての心得になると思います。五郎は決してりっぱでもなく、器用でもないけれど、こんな親がいてくれたら幸せだろうなぁと思わせてくれるはずです。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール

 

40代 女性 夫と二人暮らし 夫の経営するサロンの経理事務担当 趣味は釣り、映画鑑賞、料理など