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みんなのエンタメレビュー

感動した映画や面白かったドラマなどを掲載しているブログとなります。

アルフォンソ・キュアロン監督の大いなる遺産は失恋した人にもおすすめ!

洋画
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あなたが良いと思った洋画を教えてください


大いなる遺産
アルフォンソ・キュアロン監督

 

なぜ、その洋画が良いと思ったのでしょうか?


イギリスの著名作家チャールズ・ディケンズの名作を映画化したものです。これまで「大いなる遺産」は時代は違えど何度も映画化されている作品です。本作品は1998年の制作ですが1番新しい作品です。

 

今までの作品と違って斬新でクリエイティブな要素が高いスタイルかだと感じます。男と女の運命的な出会いから始まる恋物語。それは平和なありきたりの純愛とかではなく、一方的な片思なのか?騙されているのか?本当の気持ちは?あらゆる恋の矛盾が交差していく、そして時を経て徐々に明かされていく真実。

 

画家としての成功の道や家族との愛なども含まれ、テンポ良く進んでいく物語はとても観やすく、そして感情移入もしやすい。恋も家族も成功もこの映画では一般的に普通ではない状況、そんな中からも真実を描けているところも魅力です。何よりも、この映画は芸術性の高さは必見です。音楽、絵、色、劇中に出てくるあらゆる感性的にとらえられるもの、非常に刺激されますね。

主人公フィンを演じるのはイーサン・ホーク、ヒロインのエステラ役にグウィネス・パルトロー、物語の謎のキーマンとして脱獄囚ラスティグ役にロバート・デ・ニーロとディンズムア夫人役にアン・バンクロフトという豪華な顔ぶれ。

 

この映画の特徴としては登場人物がかなり絞られていて非常に観やすいですし、理解もしやすい。何気に主人公とヒロインの子供時代の役として出ているジェームズ・キスナーとラクエル・ボーディンは完全にハマリ役です、適役でした。

舞台は現代アメリカ。フロリダの片田舎にある港町。姉とその夫ジョーと暮らしていた絵の才能ある少年フィン。ある日いつものように絵を描きに浅瀬に行っていたフィン。

 

水の中から突然現れ体を掴まれたのは脱獄囚ラスティグだった。結果的にフィンはラスティグを助けることになり、一緒にボートに乗って海に繰りだす。

 

しかしまもなく海上警察に発見される。ラスティグは海中に逃げ、フィンはそっと浮輪を水面に投げてあげる。10歳のフィンにとっては壮絶な出来事であったと共に、少年時代の刺激的な思い出として心に残る。

 

陽気な便利屋ジョーと共に暮らすフィンに町1番のお金持ちで変人のディンズムア夫人から屋敷へ来いと声がかかる。

 

そこで美少女エステラに出会い心を奪われることになる。そして時が経ち二人は大人になるが、エステラは突然消えてしまう。ディンズムア夫人は言った、「最初に会った時に言ったはずよ、いつかあなたはあの子に心を砕かれる」と。

フィンは恋の幻想や絵の夢を諦め現実と向き合って生きることを決心する。

 

その洋画がオススメだと思う方は誰?


純粋な恋の物語ではないので失恋した経験があって心を痛めた人や、片思いで苦労した人なんかにお勧めですね。

 

お互いの気持ちがわからないもどかしさ、執拗に距離をとったり誘惑したりする彼女、掴んだ夢に正直に進む主人公。そして時を経て裏切りを経て、それでもお互いをわかり合おうと近づこうとする2人。

 

そんな葛藤の中にはやはりつらい思いや似たような経験を知っている人には感じるものが多くあると思います。家庭や結果がどうであれ、1番大事なのはそこに辿り着くことというのを教えてくれた気がします。

 

過去になにがあっても関係ない、今が大事ということ。劇中の2人のすれ違ってきた原因は「僕たちはお互いを知りすぎていた、出会ったその瞬間から」これはこの映画の2人を観ていれば本当にそうだったと感じました。


そしてこの物語のポイントである謎も非常にテンポのいいものです。携わる人間達もくせ者揃い。とくに脱獄囚ラスティグから始まるであろう一連の流れは、観ていてある程度予測がついてくるストーリーだ。

 

フィンが画家として成功していく過程での謎を追っていくのが楽しいです。しかし実際は誰もが予測していたであろうことがひっくり返されるという謎の面白さも備えています。色々な形の愛や成功、家族のあり方などを総合的に教えてくれるシーンが多くある作品ですね。

 

これからその洋画を見ようと思っている方へのアドバイス


芸術系のものに携わる人。この映画にはテーマがあって色だったり、絵の人物のまなざしだったりと、映像の中にそういった感性的なものが多く含まれていると思います。どんな分野の人であれ面白い影響を受けるのではないでしょうか?


原作に関しては読んでいても読んでいなくても問題ないかと思います。この映画はある程度脚色がされているので本ストーリーとは別個と思って観れますので。ただチャールズ・ディケンズの大いなる遺産は歴史的にも、作品的にも名作と呼ばれる1つなので、この映画をきっかけに読むといいかなとは思います。

 

カンタンな自己紹介・プロフィール


東京都在中、男性、独身です。映画が大好き。
特に80、90年代の洋画がお気に入り多い。今でも映画館は月2は行きます。